(すごく大雑把に書いています。それは違うだろとかありましたらご指摘ください)
●IPoE(IPv6)の基本的なメリットとしては、
・IPoEは、PPPoE認証がないので、認証サーバーで遅延されることはない。
・エンドユーザー、サイト両方がIPv6の場合、NATセッションを消費しない。
・IPoEは、通信1フレーム1518バイトの内、PPPoEの8バイトオーバーヘッドがない。
・既に(2011年!!) APNIC、JPNICのIPv4アドレスの在庫は枯渇。
プロバイダーとしては、IPv6接続を強く勧めて、限られたIPv4在庫の延命したい。
世の中過半数がIPv6に移行の後には、そりゃあIPv4(PPPoE)接続の必要性は全く無い。
だがしかし、
・google.co.jp (対応)
・yahoo.co.jp (非対応)
・rakuten.co.jp (非対応)
・nhk.or.jp (非対応)
・www.jma.go.jp (非対応)
・amazon.co.jp (非対応)
少なくとも大手さんがIPv6対応してくれないと、、
IPv6を推進したいのであれば、もっとサイト側への周知徹底が必要なものと考える。
(他の人は知らんが、当方(と当方のお客様)は、もうしばらくPPPoEにしておく)
サイト側のIPv6対応は、こちらで確認できます
https://www.ipaddressguide.com/ipv6-check
●現状のIPoEの画期的なデメリット
・まだまだサイト側のIPv6普及率が低いので、VNEのNATを利用することになる。
そのときのNAPT(NAT)セッション数が少ない(場合によっては、1,024)
VNE側で処理するので、自前ルーター(最大NAT数)の性能は意味がない。
・多数(例えば10台以上)の端末は、高性能な自前ルーターがあっても捌けない。
(当方、仕事柄もあるが、2人でNAT2,000以上使ったこともあった)
プロバイダー(VNE)の(クライアント毎に割り当てられた)NATテーブルが
空くまで待たされる。
●PPPoE接続のメリット
・PPPoEでもIPv6できるし、最近では(沢山の人がIPoEになったから?)
認証サーバーの遅延も気になるレベルではない。
・自前ルーターを頑張れば(NATセッション数の多いルーターを用意すれば)
何百人でも捌ける。(NATセッション待ちがない)
・NATキャッシュ、DNSキャッシュを自前ルーターで行うため、
その点について、物理的なネットワーク距離として遅延が小さい。
(プロバイダー(VNE)側の処理速度に依存しない)
当方から、お客様への例え話しとして、
・IPoEは、スポーツカーで例えます。
そこそこのスピード出せるかもしれません。(環境によります)
ですが、2人しか乗れません。(後席があっても、臨時用です)
(数年後(数十年後? / IPv6普及率が上がったら)乗車定員が増える予定です)
・PPPoEは、バスに例えます。
スポーツカー(IPoE)より遅いです。でも50人乗れます。
(10人までなら、普通免許、ワンボックスワゴン(家庭用WiFi)でいけます)
(50人を乗せるためには、それ相当(業務用ルーター)の用意が必要です)
(構成によっては数百人も可能です。遅くなるかもですが止まることはありません)
どちらにしますか? 利用人数は2人だけで良いですか?
使い方を考えてください、と、聞きます。
数年後には(IPv6普及率)変わる予定ですが、予定は予定だし、またその時に考えたらいいんじゃないですか?と。
まとめているつもりで、なんだかよくわからない文章になってしまった。
参考までに、プロバイダーの対応としては、
・OCNは、IPoE、PPPoEどちらも有効。
(勝手にIPoEになってしまうケースも有り、かつ 8888/t でIPoEを無効にできない
こともある→HGWをリセット、ネット接続無効に設定した後、自前ルーターで
再設定。または、プロバイダーに連絡しないとHGWのIPv6を無効にできない)
・Plalaは、IPoE申込み後には、PPPoE(IPv4)は利用できるが、
PPPoE(IPv6)が利用できなくなる模様。
・プロバイダーによっては、IPoE申込み後には、PPPoE無効になるケースあり。
・IPoEの接続方式が何パターンもあって、今からWiFiルーターを購入する時には、
全部入り(全部パターン対応)でないと、怖くて買えない。
(で、IPoEの自動判定でうまく設定できないまでセット)
・もちょっというと、ネットワーク構築業者でも(同時接続人数が多い場所で)
IPoEを強く勧めることが、よくある。(無理難題の押し付け)
(で、すぐに詰まってしまう。→→当方の仕事が増える←イマココ)
プロバイダーの中の人は、IPoEに切り替えさせたい気持ちはわかるんだけどね。
追記
・「IPoE メリット・デメリット」で検索すると、対応ルーターさえ用意できれば、
メリットたくさん、デメリットはありえない。という意味の説明文が多い。
(よっぽど、プロバイダー側のIPv4在庫が逼迫しているのか?)
(NTTは「10台以下でのご利用を推奨」と言ってるけど、それに準じているのか?)
10人以上の事務所とか、30人以上の宿泊施設とか、全く考えられていないようだ。
場合によっては、家族4人でもNAT不足の可能性がある。
・以前のスマホで、まだ4Gが出始めのとき、沢山の人が4Gに行ってくれたので、
3Gの方が安定して速かった時を思い出した。
(スマホの今は5Gが中途半端なので、5GをOFFにしたほうが安定しているとも言う)
スマホは数年で4Gに移行できたけど、IPv6への移行はあと何年かかるかな?
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